今年2004年を一言で振り返るならばそれは明らかに「27時間テレビの年」となるため、夏にとっていたおもしろポイントメモを記録する。いわば現在の相沢から未来の相沢へのお年玉である。

D(おかもんたへの逆ドッキリで、合コン相手の手の平にマジックで書いてある)

極楽加藤がTBSスーパーサッカーへ出演するため、マラソンの途中で連れて行かれる

「女と別れるときに後腐れを残すから」(とんねるず石橋が極楽山本を嫌いな理由)

27時間テレビがスマステーションに登場(SMAP全員で歌おう、という前フリあり)

「売れてない者にチャンスを!」(FUJIWARA藤本)

ココイチテン第一位はウッチャン扮する大嵐浩太朗

ラソン中継で、おさむちゃんとのりおちゃん登場

ウォーターボーイズ中継でべえやん登場

ボクシングまでの壮大な無意味さ

 明らかに作り手がテレビを、バラエティを愛していることが分かり、そして少し愛し過ぎてしまっているらしいということが伝わるほど気違いじみた精密さにより構成された27時間だった。今思い返してみてもいくらなんでも常軌を逸しており、あれはもしかしたら相沢に都会の酷暑がひととき見せた真夏の夜の夢だったのではないか? それともこういうことだろうか? つまり「愛の力は偉大だ」という…。

 このあいだのめちゃイケ、打ち上げ日本一周もすごいものがあった。

「プラズマ、思い切って射っちゃってください!」

「出たる。」(岡村がナニワ金融道に対して)

この番組はフィクションです

 最後に映し出された「この番組はフィクションです」という言い方からもわかるように、作られた世界、完璧なコントを目指していることは明らかであり、そしてそれが実現されているということはそれ自体ほとんど奇跡である。金、手間、全てにおいてそんなことをする必要性は全くないにも関わらず自分の全智全英をかけてしまう、そこに至る覚悟は一体どうして生まれるのか? 一体何を目指せばそこへ行けるのだろうか?

 最後にガキの使い、菅プロデューサーの金言により2004年の日記を締めくくりたい。

コーナーありきの発想じゃなくて、「何をやりたいか、何を観せたいか」がまずあって、じゃあどういう設定にすればそれが成立するかという順序で考えていくわけです。

笑いとして成立しているかではなく、笑いとして成立させる為の設定が成立しているかどうか。悩むのはそこなんです。

 勉強になる! 皆さん、よいお年を。