フェルマーの最終定理
「フェルマーの最終定理」サイモン・シン(青木薫訳)
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ある月曜日の朝、そう、九月の十九日のことです。
偶然にも今日九月十九日とはワイルズがフェルマーの最終定理を修正した記念すべき一日であり、言うなれば「フェルマー記念日」と言えるだろう。おめでとうございます。ありがとうございます。
ピュタゴラス教団は事実上の宗教団体で、その崇拝物の一つが"数"だった。
"数"とは果たして人間が作り出したものだろうか、それとも初めからそこにあったものだろうか? そもそも初めからそこにある、とはどういったことであろうか? あるいは具体的に、崇拝する、とはどのような行動だったのだろうか? "数"を崇拝するとは、果たして?
以下は金言である。
この崇高な学問は、その中に深く没入するだけの勇気をもつ者にのみその魅力を表すからです。
問題解決のエキスパートは、相矛盾する二つの資質をそなえていなければならない---たえまなく湧きあがる想像力と、じっくり考えるしぶとさである。
ハワード・W・イーヴズ