大事なのはテンション、そしてそれ以外には何もない

 社会人らしいことを書きますが、今週から職場を移って知らない人ばかりのところで働いているそんな自分から言わせれば、大事なのはテンション、そしてそれ以外には何もないのだと思います。

 自分は暗いから、という風に自らの性格を規定して、さらにそれをアイデンティティとして生きる道もあるにはあるかもしれませんが、その道はイバラの道であるばかりではなく地獄へと続く道です。そもそも、性格が暗い、というのは、性格が明るい、という仮想敵を前提としていますし、そのような相対的な評価軸がアイデンティティとなり得るとは思えません。そこには確実に打開策が存在しています。もちろんその打開策を選択しないという生き方はアイデンティティになり得るとは思いますが…。

 少なくとも対人関係において、性格が暗い、というのは正しい表現ではないと思え、それはただ単にテンションが低いということではないでしょうか? テンションが高ければ、対人関係における大抵のことはうまく回ります。性格が暗いと自負する種類の人々は、テンションを高められない、あるいはテンションを高く保つことができない、というだけなのではないかという気がします。

 28年も生きていれば、もう対人関係に悩むことなど時間の無駄だと切り捨てることは出来る程度には大人なので、だから手っ取り早い解決策として、私はテンションを高く保ちながら生きようと思います。テンションを高めれば人に話しかけることは容易くなりますし、その様子を見た、また別の人が話しかけてくれるはずですので、対人関係の全てはうまく回るようになります。だからつまり、テンションを高めることには何のデメリットもありません。

 ここに至って残る問題は、どうやってテンションを高めれば良いのかが分からない、という一点に尽きます。