マンナンライフのこんにゃくゼリーを肛門に詰めてあわや窒息死しかける男の夢を昼寝で見るような生活がしたい

 午前3時過ぎ、まだやるべきことが残っているもののどうにもやる気が起こらないのでハイネケン飲みながら最近思ったことを色々書く。

 サムライの美人キャスター、三田佐代子さんはサムライの仕事を始めるまでプロレスを知らなかった、っていう事実を俺は何度も確認してるはずなんだけど、wikipediaとかでその事実を改めて確認するたびにその都度新鮮な気持ちで「えーっ!」と驚き、勇気が湧く。三田さん、いつもありがとうございます。

 向田邦子の小説をいま生まれて初めて読んでるんだけど、無茶苦茶面白いのな! 沢山の人がいる中で大音量でダンスの音楽かけて、うわーっ!ってなる感じあるけど、あれぐらい面白い! あいつやばい!

 マッスル坂井自主興行キングオブコントを見て、中二病のあとは中一主義が流行するんじゃないか?と思った。中一のころって面白いもの、もしくは面白いとされてるものを見たときに素直に楽しんでたし、もし楽しめなかったら自分のほうが悪いんじゃないかとさえ思ってたでしょ? この年になって思うのは、たぶんあのころの方が世の中の色んなものを楽しめてたんじゃないか?

 批判したり悪口言ったりっていうのもそういう面白さはあるんだろうけど、別にテレビでやってるコントのお祭りに対して正論言うのとかって別にどうでもよくねえ? 正当な審査方法を考えるよりもあの場でリットン調査団の名前を出す竹若さんのかっこよさにシビれて股間を濡らす方が先じゃねえ? まあ自分は東京の人間なのでその辺のドラマとかはよく分かってないので申し訳ないんですが…。

 マッスル坂井自主興行に関しては、あのオープニングの青春感は尋常じゃなかった。あそこで俺はすでにぼろぼろ泣いていた。一人ずつギャラをもらう笑顔がアップになってモニターに映るあの素敵さ! うまく言えないけど童貞イズムが半端じゃなかった。あのオープニングだけでマッスル坂井はやっぱ天才だわって悔しいぐらいに思ったし、孫の代までついていけるって確信した。そもそも選曲センスが卑怯すぎる。シンディ・ローパーとかアバとかに通じるズルさ。

 それでふと、プロレス見てて思ったんだけど、何かの作品、例えばプロレスの試合に対して批判があったとして、その批判に対して「そんなに言うならお前できんのかよ」みたいな批判批判があって、その批判批判に対して「それ言っちゃおしまいだろ。こっちは客として見てんだよ」っていう批判批判批判があって、その批判批判批判っていうのがいちばん正論に近いってされてると思うんだけど、でも「そんなに言うならお前できんのかよ」っていう批判批判ってすごくまっとうな言い分だと思うんだよね。

 でもその言い分っていうのは、「そんなに言うならお前プロレスできんのかよ」っていうことじゃなくて、「そんなに言うならお前このプロレスの試合と同じぐらいのことができんのかよ」っていう言い分であるべきだとも思うんだよね。例えばこの試合の興行主とか団体のオーナーが批判するんだったらそれは完全に正しいじゃん? 俺が金出してんだよ、ってことだから。でも客として払ってる金って、たぶん批判に対して見合う金じゃ全然ないと思うんだよね。だから批判批判されちゃうわけで。

 だから批判を正当化するためには、オーナーになってそのものを自分のものにしちゃうか、あるいはそうじゃないところですごい頑張れば良いんだと思うよ。「こんなつまんないプロレスよりすごいことが俺はできる。でもそのジャンルは俳句だ」とか、まあ俳句でもなんでも良いんだけど、自分の得意なジャンルとか今やってる仕事とか、そういうのを頑張ればいいんだよ。批判に見合う対価は入場料じゃなくてお客さんの人生そのものなんだと俺は思った。食うものも食わず必死で働いた金を払ってプロレス見てるんだったらその批判はどんな的外れなものだったとしても正しいと思うし、だから大事なのは批判が正論かどうかじゃなくて、その人の思いとか人生とかそういうことなんじゃないだろうか?

 だから例えばマッスル自主興行の悪口を言う人は「こうすれば良かった」とか「あれは違うんじゃないか」って言うんじゃなくて「もういい! 俺のほうが面白いから俺が書く!」とか言って自分のブログでマッスルの次回興行の台本を書けば良いと思うんだよね。誰も読んでないブログで。それは明らかに頭のおかしい行為だと思うんだけど、でもそのほうが素敵な人生なんじゃないかって思うよ。人生なんて無駄なんだし、だったらものすごく無駄なことに命けずったほうが絶対良いし、みんながそうなれば世の中は絶対良い感じになると思うよ。プロレスは君が見ているリングの上で行われてるんじゃなくて、君の人生そのものがプロレスなんだよ? そう思わないかい?

 それじゃ、もう、やることがあるから行くよ。みんな頑張れよ。俺も頑張る。毎日毎日馬鹿みたいに日記書いてたあのころって、本当にどんだけ暇だったんだっていま思うわ。