相沢まんが道その1

 私事でたいへん恐縮だが、今年の九月をもっていまの会社をやめるつもりだ。やはりいくら会社の仕事とは言え、黒人の薄汚いペニスを白い尻にさしこまれる毎日には耐えきれない、などと書くとどこまで本当なんだか分からなくなるが、相沢が黒人のペニスを薄汚いと考えるほどの人種差別主義者であるというところまでが本当だ。それと今年の九月で相沢がいまの会社をやめるつもりというのもどうやら本当のことらしくて、テレビとかネットとか広告とかの隅のまた隅でしょうもないことをやっているような会社なので別に仕事が嫌なわけじゃないんだけども、今年で28、そろそろ年も年だ。生活や将来のことを深く考えず発作的に人生を振り出しに戻すのもこの辺りが最後のチャンスであろうと考え、取りあえずあと半年ちょっとで会社をやめることにした。まあ何と言うか人生には色々ある。

 そんなわけであと半年という準備期間を元手に半年後からの自分に投資する、というのがここからの生き方、暮らしになるだろう。じゃあ何をやるんだってところで、取りあえず自分としては一発当ててあまり働かずに暮らしたい、となると印税、ということはやはりマンガしかないのではないかという結論に至る。そんなこんなでこの日記は、相沢がマンガ家になるために四苦八苦する様子を描いたおもしろダイアリーになります、というご報告でした。

 ちなみに現状の相沢のマンガスキルは、ペンを握った経験もないに等しい程度。最終的には萌えを助長するような絵柄を駆使して、普段はアイドルとして活躍している美少女たちが実は精子警察(若い男性の精子を悪い奴らから守るのが任務)であり、痴女やアメリカ軍から精子を狙われるヲタを日々守り続ける……みたいな話を一切のエロ描写なしで描くのが目標なんだけど、いきなりそこに行くのもなかなか難しそうなのでさてどうしよう、と言う感じです。精子警察とかそういう言い切りのエッセンスは使えるとして、その言葉が最大限に命を持つ状況っていうのはギャグマンガなのかどうか? アメコミとか貸本時代の水木しげるみたいなのも素敵かもしれない。憧れるマンガが山ほどあるっていうのは本当に素晴らしいことだと思っていて、だから相沢は今日も手塚治虫先生を尊敬しています。