忙しい人と仕事ができる人

「『忙しい人』と『仕事ができる人』の20の違い」というエントリを読ませていただいて、なるほど!と膝を打ちました。感銘を受けたついでと言っては何ですが、自分なりに『忙しい人』と『仕事ができる人』の違いをひとつ考えてみました。

『忙しい人』は、こういったライフハックなエントリが大好きで、それを読んで「ぼくも『忙しい人』です……」的なことを言いたがるが、言うだけで終わる。
『仕事ができる人』は、こういったライフハックなエントリを読んでも眉ひとつ動かさない。もしくはそもそもこういったライフハックなエントリを読んでいない。

 結局のところライフハックなエントリというものは、自分の現状や立ち位置を確認するだけのツールに過ぎないのではないか。言ってみればエゴグラムみたいなもんである。まあ全部が全部そうだとは言わないが、だいたいみんな、自分自身や自分の生活がこうなんです!ってことを言いたいがためにライフハックなエントリに目を通しているのではないか? 勿論そういった行為を否定するつもりはない。私はただ、羨ましがっているだけなのだから。

 私の人生と生活は、あいにくハックするほど立派なライフなどではない。人生は悪くなる一方だ、だけどそれでも人生を良くしなくちゃいけないなんてことは全然なくて、悪くなり続ける人生を笑って見つめるってやり方もあるんじゃないか。無能も不幸も絶望も、全てまとめて私のライフだ。屑でもいいから生きるしかない。