恋はいつも幻のように

 恋をして生きていきたい。というか人生が恋の連続であればいいと願う。私は人生で出会う全ての物事に恋をする、そんな人生を送ることを願う。

「ハロー、エゾエンジェルズ!
 オーケー、全員でぶっとぶぜ!」

 ライジングサンで、私の目の前でベンジーはこう叫んだ。第一声がこれなのであって「ハロー、エゾエンジェルズ!」とベンジーは叫んだ。その瞬間ぼくはロックンロールだったし、ロックンロールがぼくだったのだ。恋をして生きていこうと思う。今日出会う全ての人やものや、思いついたこと、存在しようがしまいが構いはしなくって、とにかくあらゆるものに恋をして生きていたい。たった一つそれだけが出来れば、ぼくの人生はもっと素晴らしいぼくの人生になるだろう。

 2001年の9月11日から5年も経つが、何も変わってはいない。あの日わたしは日記を書いたが、今日も日記を書くだろう。人生は死ぬまで続く。それが真理だし、それ以外に何を考える必要があるだろうか?